2015.12.21
こんにちは、梅宮万紗子です。あっという間にもう、今年も終わりですね。
皆さんいかがお過ごしですか?
今月は、私が習っている煎茶道の一茶菴流のお茶会のリポートです。
家元の佃一可(つくだ いっか)先生に教えていただいているのですが、今月は年末ということで「忘年茶遊会」が、三鷹の井心亭で行われました。
こちらの連載は和菓子がテーマですが、今回は素敵なお茶のこともお伝えしたいと思います。
抹茶はお店で買ったものを頂くのが当たり前になっていますよね。
今回のお茶会では、まだ粉に挽かれる前の茶葉をその場で石臼で挽いたものを使いました。
広間でお客さん全員が自分の分を挽いてから、それぞれご自分で点てて頂きました。
石臼で挽くのもなかなかコツが要るもので、皆さん、キャーキャーいいながら一生懸命、臼を回し続けます。
挽きたての抹茶は、もうなんとも言えない、美味しさ。いつもの極昔(ごくむかし)という、お濃茶用の抹茶と同じものなのに、挽きたては別物のような、柔らかい優しい気持ちになるような、そんな味でした。お茶会の直前のお稽古で、家元と奥様と一緒にいただいた時、奥様がうっとりしていらっしゃったくらいで、本当に幸せな発見でした。
臼で挽くという滅多にできない経験をさせていただきました。
今回のお茶会でいただいた干菓子は名古屋の善光さんのもの。
クリスマスということもあって可愛らしいデザインです。重菓子は太一さんのものでした。こちらも餡の綺麗な色で、私たちを楽しませてくれました。
素敵なお菓子やさんは沢山あるので、東京以外のお店まで欲張ると、お腹がいくつあってもたりないだろうなぁ、なんて思いつつまだまだ探してみたい気持ちです。
今年はお茶の事を少しは知ったような気がすると共に、もっともっと奥深いものだと分かり、だからこそ楽しめる度合いも増していくような気もします。
それでは、また来月♪あ、来年ですね♪ 皆様、今年はこちらのサイトに訪れていただき、そして私のコラムを読んでくださった方、ありがとうございます。
また来年も素敵な年にしたいですよね。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
どうぞ、良いお年をお迎えください。
梅宮万紗子(うめみや まさこ)
1997年ドラマ出演で女優デビュー。趣味はマクロヴィオティック料理、茶道。 特技は英語、空手。現在はドラマ、映画、CM,舞台など多方面にて活躍中。