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元祖国産燻製茶カネロク松本園3代目奮闘記 vol.13 世界緑茶コンテスト入賞

2017.10.04

こんにちは。
過ごしやすい季節になってきましたね。
夜はずいぶんと冷え込む時もあり体調を崩さない様気をつけましょうー。

さて9月のカネロク松本園をご報告させていただきます。
まずは9月3日に銀座にて開催された『和紅茶の祭典』に今年も出展してまいりました。

 

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昨年から引き続き2年目になるこの祭典ですが企画立ち上げ時点から関わらせております。
昨年よりも出展者も増え全国から紅茶の生産者が集まりました。
今回はSOCORAというチョコレート屋さんも出展されまして、紅茶の茶葉を使ったチョコレートを作っていただきました。

 

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チョコレートを口に含むと後から燻製紅茶の香りがフワッと出てきてとても美味しかったです。だいたいの出展者は知っている人が多かったですが味わったことのない紅茶などもありとても勉強になった祭典でした。

本年度はお茶のコンテストにはあまり積極的に出品しておらず、日本茶アワードや和紅茶グランプリなど知り合いが活躍している中ちょっとさみしい思いをしております。。

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ただ一つだけ出品したコンテストが『世界緑茶コンテスト』。
だてに”世界”とついていません、中国韓国台湾インドトルコ・・各国から出品されたお茶のコンテストに参加しました。
そこで結果はなんと奨励賞に食い込みました!金賞は逃しましたが入賞できただけでも大したものだと自画自賛します。

 

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出品したお茶は「燻製冷茶詰合せ」というティーバッグのいろいろ試せるアソートパックです。
燻製茶はバリエーションがいくつもあり前々からお客様に「飲み比べたい」との要望をいただいておりました。
そこで燻製緑茶・燻製紅茶・燻製焙じ茶をぜんぶ試せる商品を企画し出品したわけです。
これがまた作るのが大変で・・
いやしかし!このコンテストを励みに頑張っていきたいと思います。

 

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9月の末から秋冬番茶(しゅうとうばんちゃ)を収穫しています。今年最後のお茶刈りです。
ここでお茶の樹を綺麗に形付けることで来年の新茶の出来に大きく関わります。
10月半ばまで怪我なく頑張りたいと思います。

 

10月7日は浅草にあります産業貿易センター台東館にてシングルオリジンティーフェスティバルが開催されます。こちらのイベントも初開催から出させていただいておりまして今年で4回目になります。9月の和紅茶の祭典は日本産の紅茶が集まりましたがこちらは世界中の紅茶が集まります。

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ご都合のつく方は是非遊びにいらしてください。世界の紅茶を飲みまくってください。10月の末からはカネロク松本園、海外に飛び出します。それではまた次回〜(o゚∀゚o)ノシ

 

 

《これまでの記事》
●vol.1 ごあいさつ
●vol.2 日本の世界農業遺産を知ってほしい
●vol.3 伝統の次は革新?日本初・国産燻製茶の誕生
●vol.4 日本茶を世界に!和紅茶編
●vol.5 よい茶葉との付き合い方
●vol.6 香港SOGO百貨店催事へ
●vol.7 東急ザロイヤルエクスプレスに燻製紅茶
●vol.8 「2017新茶」
●vol.9 新茶製造。まもなく二番茶。
●vol.10 いよいよはしるよ観光列車
●vol.11 機械はちいさく志は大きく
●vol.12 ウイスキーの雑誌に掲載されました

この記事を書いた執筆者

松本浩毅

松本浩毅(まつもとひろき)

静岡県の専業茶農家カネロク松本園の長男に生まれ、幼い頃から跡継ぎとして育てられる。静岡県の農林大学校茶業科を卒業し22歳の頃に就農、現在34歳。専門家でなくとも飲めば特別だとわかるオリジナルなお茶を作りたいとの想いから、国内には存在しなかった茶葉を燻製にする製法を独自に研究開発。日本の世界農業遺産の周知にも力を注いでいる。島田市農業経営振興会、静岡県青年農業士、日本農業青年経営会に所属。
カネロク松本園HP:http://www.saumi-tea.com