2019.02.15
こんにちは。2月ももう半ばを過ぎ肌寒い日が続いております。
1月のご報告を〜。
いきなりですが年明け早々に母方の祖父が亡くなりました。
年末から調子が悪いと知らされまして、まだひ孫の顔を見せに行けてなかったものですから急遽計画をたてて会いに行ってきました。
母方の実家は石川県能登半島の珠洲市にあります。静岡からは新幹線で米原、特急しらさぎで金沢、バスで珠洲市まで、と片道9時間の遠出になり小さい子たちを連れていくのはなかなか大変な旅路なもので最近は行けていなかったのです。
それでも父と母に連れられ私は小さい頃から毎年の夏休みに能登に行くのがとても楽しみでした。私にとっての第二の故郷が能登なのです。
病でつらそうな祖父を見るのは切なくなりましたが子供達を可愛がってくれました。
3日間の旅から帰って数日後に祖父は逝ってしまいました。
小さなころから可愛がってくれてじいちゃんありがとう。ゆっくり休んでください。
そんな第二の故郷の能登ですが、先月ご紹介した茶草場農法を含む世界農業遺産に登録をされています。
”能登の里山里海”という世界農業遺産でして、茶草場のようなピンポイントな農法ではなく能登地域に住む人々の暮らしまで含めて農業に関わるいろいろな文化をひっくるめて能登里山里海という遺産に登録されています。
しかし、将来的には能登に人はいなくなるだろうと言われるほど過疎化が進んでいます。
”人が関わることで守られる自然と文化”という世界農業遺産だって、人がいなくなれば当然消滅です。
能登に限らず日本の各地でそんなところが増えているとおもいます。どうにかならんもんか。
カネロク松本園の玄米茶は能登の千枚田という棚田のお米を焙煎して玄米茶にしています。
世界農業遺産の茶葉と世界農業遺産のお米をブレンドした玄米茶です。
よかったら飲んでくださいね。
あとビッグニュースとしては昨年パリのサロンドゥショコラで開催されたコンクールで最高賞を受賞したチョコレートに燻製紅茶が使われていました。
バレンタインも過ぎましたが是非味わってみてくださいね。
商品紹介の中でカネロク松本園もご紹介くださっています。嬉しいです。
★カカオティエゴカンHP
http://shop.cacaotier-gokan.co.jp/shopdetail/000000000094/
それではまた次回〜(o゚∀゚o)ノシ
《これまでの記事》
●vol.1 ごあいさつ
●vol.2 日本の世界農業遺産を知ってほしい
●vol.3 伝統の次は革新?日本初・国産燻製茶の誕生
●vol.4 日本茶を世界に!和紅茶編
●vol.5 よい茶葉との付き合い方
●vol.6 香港SOGO百貨店催事へ
●vol.7 東急ザロイヤルエクスプレスに燻製紅茶
●vol.8 「2017新茶」
●vol.9 新茶製造。まもなく二番茶。
●vol.10 いよいよはしるよ観光列車
●vol.11 機械はちいさく志は大きく
●vol.12 ウイスキーの雑誌に掲載されました
●vol.13 世界緑茶コンテスト入賞
●vol.14 ボンジュールパリジェンヌ
●vol.15 パリ後半戦とウィスキーフェス!
●vol.16 年男松本。今年もよろしくお願いいたします。
●vol.17 笑顔も苦手。喋りも苦手でごめんなさい。
●vol.18 お茶が早く揉みたくなってきました
●vol.19 世界で最も緑茶を愛する街、島田市
●vol.20 ワッショイ八十八夜
●vol.21 二番茶開始!お茶仕事の合間にアンバサダーな活動も!
●vol.22 6月は茶畑にひきこもり
●vol.23 祝ロイヤルエクスプレス1周年!パリでは3連単!
●vol.24 星付き茶農家になりました
●vol.25 旅ラジ出演!にこやかに喋れるキャラになりたい。
●vol.26 茶器にもこだわるとさらにお茶が楽しく嬉しくなりますよ
●vol.27 洋行帰り松本
●vol.28 インフルにまけんなヨ!
松本浩毅(まつもとひろき)
静岡県の専業茶農家カネロク松本園の長男に生まれ、幼い頃から跡継ぎとして育てられる。静岡県の農林大学校茶業科を卒業し22歳の頃に就農、現在34歳。専門家でなくとも飲めば特別だとわかるオリジナルなお茶を作りたいとの想いから、国内には存在しなかった茶葉を燻製にする製法を独自に研究開発。日本の世界農業遺産の周知にも力を注いでいる。島田市農業経営振興会、静岡県青年農業士、日本農業青年経営会に所属。
カネロク松本園HP:http://www.saumi-tea.com