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土橋みゆきのハレノヒケノヒ二十四節気vol.29「春のはじめの過ごし方。」

2019.02.28

暦の上ではもうすぐ啓蟄。
冬眠している動物たちが目を覚ます頃です。

インフルエンザに花粉症、日本の春の初めはなんだか動物のめざめや植物の芽吹きの話題よりも体調不良の方がすっかり風物詩のようになってしまいましたね。
私も遅ればせながら、少し前から花粉症になり、鼻水、くしゃみに悩まされる頃になってきました。
薬をあまり飲みたくないので、お茶をせっせと飲んでいますよ。

さてさて、この頃から春らしい気候にもなって
ワクワク気持ちが踊りそうになるのですが
花粉もいっぱい、そして越冬した身体にはむくみがいっぱい。

身体と心のバランスを取ることが難しい季節。
気持ちが前のめりすぎてしまうと、体調を崩しやすくなります。

まず、花粉症におすすめのメニューはカレー。
カレーは最高の薬膳ごはんなのです。

花粉症の症状を和らげてくれるのがウコン。
誰にでもあてはまるというわけではありませんが
私は割と楽になります。

そしてお出汁で伸ばしてカレーうどんにすると
もっと効果があるかも・・(自分比です(笑))
もし、少しでも症状がある方はぜひお試し下さい。

 

 

あと、目の疲れが出やすい時期でもあります。
デスクワークの合間や
長時間スマホを見てしまったあとは
少し遠くを見て、そこに木や花の緑があれば
良い気分転換になるかと思います。

 

 

お花と言えば、先日、いけばなのおけいこの花材だった「東海林桜」が
すっかり花を開いて、お部屋に彩りを添えてくれています。

短い枝もこうしてお皿に飾れば
ちょっとしたお惣菜も美しく見えそうですよね。
私は華美な花よりも地面の草花や折れた枝に異様に興味を示してしまいます(笑)

こんな小さな枝花でも花からくるエネルギーは本当に真っ直ぐで
生きているって素晴らしいなと心から思うのです。

春はそんな前向きな気持になりながらも
陰陽五行説で春は怒りやすくイライラする時期であるとも言われています。

疲れたなと思ったら、ちょっと座って一休みしましょう。

チコちゃんに叱られても良いから、ボーッと生きていてもいい時期なのかも知れませんね(笑)

みなさまも、素敵な春をお過ごしください。

3月お料理教室のご案内です。

 

 

よもぎで冷え改善「和ハーブ養生ごはん」

二十四節気「啓蟄」のテーブル は冷え改善。
冬の寒さで疲れた身体をよもぎや生姜の和ハーブパワーで回復しましょう。

★3月の和ハーブ 「よもぎ」
女性にやさしいハーブ、身近な万能薬 「よもぎ」
和ハーブの女神 とも言われ、餅や団子だけでなく、日本では昔から身近な薬草として民間で利用されてきました。
食物繊維がほうれん草の約3倍も含まれているため、腸内に溜まった有害物質やいらないものを排出する働きがあります。
春になると一気に芽吹くよもぎには
浄血・造血作用、デトックス、腸内環境の改善、美容効果、コレステロール値の改善、健胃、貧血予防、身体をあたためる効果、リラクゼーション・安眠効果
と身体に嬉しい効能がいっぱい。
今回は葛粉を使って簡単にできるよもぎ豆腐をはじめ
山菜の小鉢、そして身体をあたためて疲れを取る、たこと生姜の炊き込みご飯もお楽しみいただけます。
食事と一緒に美味しいよもぎ茶もご用意いたします。

暦とミニ講座と和ハーブが出てくる万葉集のミニ講座付き。

メニュー
よもぎ豆腐
山菜のデトックス小鉢
たこと生姜の炊き込みごはん
弥生のお椀
季節の和ハーブティー
※材料は天候などの影響で変更される場合があります。ご了承下さい。

日  時 : 2019年3月10日(日)10:30~12:30

定 員 :8名(予定)
講 師 :土橋みゆき
(料理研究家、和ハーブインストラクター)
会 費 : 5,000円(税込)
持ち物 : エプロン、筆記用具
場  所:サロンエルマール(東急大井町線尾山台駅徒歩7分)

お申し込み方法
メール(dobamiyu@gmail.com) ・・件名:料理教室参加希望 本文にお名前と電話番号
または
お問い合わせフォーム(返信後に申し込み完了)からお申込みください。
https://tayori.com/form/8980daed28d606c3ba9b8f3c34ecd28491e50ac1

こちらから返信をさせていただき申込み完了になります。

返信メールが届かない場合は
・携帯アドレスでの設定管理
・迷惑メールフォルダへの自動振り分け
・メールアドレスの入力が違う
などの理由が考えられますのでご注意ください。

 

 

《これまでの記事》
●vol.1 ゆずを愉しむ
●vol.2_運気UP正しい冬至の過ごし方
●vol.3_新年の愉しみ
●vol.4_暦の春
●vol.5春の苦み
●vol.6さの神様
●vol.7 八十八夜と暦の夏
●vol.8 うめしごと
●vol.9 七夕の正しい過ごし方
●vol.10 暦の秋
●vol.11アンチエイジング祈願重陽の節句
●vol.12 秋空が美しく雲映える二十四節気、寒露の頃。
●vol.13 霜降の「柿しごと」
●vol.14 「大雪の過ごし方」
●vol.15 「お雑煮の秘密」
●vol.16 「大根で始める、立春。」
●vol.17「春の気分を”あげる”」
●vol.18「テーブルで楽しむ春。」
●vol.19「初夏のよもぎライフ」
●vol.20 「どくだみハーバルライフ」
●vol.21「夏こそ断捨離」
●vol.22「鬼灯で涼を愉しむ。」
●vol.23「暦に寄り添うアスリートライフ」
●vol.24「秋土用の過ごし方。」
●vol.25「新蕎麦の季節。」
●vol.26「冬の簡単、保存食づくり。」
●vol.27「おせち素材の簡単アレンジ」
●vol.28「旧暦新年のお事汁」

この記事を書いた執筆者

土橋みゆき

土橋みゆき(どばしみゆき)

料理研究家、日本こよみ暮らし協会代表 
日本の暦に寄り添った暮らしの提案、また、旬の食材やハーブを使った「おばんざい教室」を世田谷区で開催する他、メニュー開発、ケータリング、フードコーディネート、イベントなどに携わる。ガーデニングカタログ「オンリーワンクラブ」に”食べられるお庭”をテーマとしたガーデニングセットをプロデュース。
https://www.facebook.com/koyokura/