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土橋みゆきのハレノヒケノヒ二十四節気vol.30「春は〇〇の季節。」

2019.03.30

春分を過ぎ、春らしい気候がいよいよそこまでやってきましたね。
街中、色々なお花が咲いて、緑の色も日々濃くなっているような
そんな気がします。

花粉症がつらいところですが、それでも暖かな気候になると
ウキウキした気持ちになります。

実は先日、桜よりも早く、水芭蕉を堪能して参りました。
水芭蕉といえば、夏が来れば思い出す~♪
「夏の思い出」の歌詞が思い浮かびますが

な、な、なんと桜よりも先に、満開の水芭蕉が満開になっているというので
ちょっと出かけて参りました。
しかも、山梨県ですよ~。
手に取れるほど近くにあって、びっくりしましたが
流れを清める女神様のように咲き誇っていました。

 

 

車窓からはこれから咲こうとしている桃の花が蕾をふくらませていました。
遠くに見える雪を頂いた南アルプスの山々の姿の美しいこと。

 

 

いにしえより日本人にとって、春という季節は他の季節よりも何か特別な
エネルギーを感じていたのではないでしょうか。

今年は4月5日より二十四節気の「清明」に入ります。
陽光は万物を明るく照らし、すべてがはっきりと鮮やかに見える
一年を通して一番エネルギーにあふれている頃と言われています。

どこにも行けない、時間がないという方も多いかも知れませんが
一歩だけ外に出るだけで、春のエネルギーを五感で感じ取ることが出来ます。

そして、エネルギーに満ちあふれているからか
春は陰陽五行説で「怒り」の季節でもあるのです。
イライラするのです。

私もこのところ、ちょっとイラッとすることが多くて
例えば・・・
スマホが顔認証してくれなかったり
小銭を落としたり
菜箸が足に刺さったり
ああ、本当に小さなことばかりで情けないのですが
イラッ・・としてしまうのです。

そんな春におすすめの食材は
酸っぱいもの。
そして青いもの。
酢の物や青菜のお料理がこの時期はおすすめですよ。

小さな事でイラッとしてしまったら
「春だから」
と言い聞かせて、サラッと流してしまいましょうね。

素晴らしい季節はもうそこまで。

—————
告知

私が開催させていただいている、お料理教室で4月に桜をテーマにしたごはんを作ります。
桜を使った小鉢料理やカルパッチョソースも予定しています。
ぜひ遊びに来ませんか?
おひとりさま、また、料理初心者さん大歓迎です!

4月のおばんざい教室のご案内

 

 

桜は古来より日本人の心に寄り添う花。
花びらは塩漬けすることにより、クマリンというポリフェノールが生成され、抗菌作用、むくみの改善、そしてアンチエイジング効果があると言われています。

そこで、4月のおばんざいは、桜を使った簡単スイーツや、桜を連想させるごはんや小鉢を作り桜色の食卓で女子力アップ!

食から春の訪れを楽しみましょう。
暦とミニ講座と和ハーブが出てくる万葉集のミニ講座付き。

メニュー

さくらごはん(静岡のしょうゆごはん)
桜風味の江戸小鉢
白身魚のカルパッチョ桜ソース添え
桜とフルーツの簡単コンフィチュール
卯月のお椀
季節の和ハーブティー
※材料は天候などの影響で変更される場合があります。ご了承下さい。

日  時 : 2019年4月14日(日)10:30~12:30
会 費 : 5,000円(税込)当日お支払い頂きます。
持ち物 : エプロン、筆記用具、ハンドタオル
場  所:サロンエルマール(東急大井町線尾山台駅徒歩7分)
ご参加される方にお申し込み後に詳細をお知らせいたします。

<お申込み方法>
dobamoiyu@gmail.com に 件名:4月参加希望、本文にお名前と緊急連絡先(携帯電話番号など)をご記入の上送信してください。こちらから24時間以内にご連絡をさせていただきます。
2日以内にお返事が無い場合は届いてない可能性がありますので、再送をしてください。

 

《これまでの記事》
●vol.1 ゆずを愉しむ
●vol.2_運気UP正しい冬至の過ごし方
●vol.3_新年の愉しみ
●vol.4_暦の春
●vol.5春の苦み
●vol.6さの神様
●vol.7 八十八夜と暦の夏
●vol.8 うめしごと
●vol.9 七夕の正しい過ごし方
●vol.10 暦の秋
●vol.11アンチエイジング祈願重陽の節句
●vol.12 秋空が美しく雲映える二十四節気、寒露の頃。
●vol.13 霜降の「柿しごと」
●vol.14 「大雪の過ごし方」
●vol.15 「お雑煮の秘密」
●vol.16 「大根で始める、立春。」
●vol.17「春の気分を”あげる”」
●vol.18「テーブルで楽しむ春。」
●vol.19「初夏のよもぎライフ」
●vol.20 「どくだみハーバルライフ」
●vol.21「夏こそ断捨離」
●vol.22「鬼灯で涼を愉しむ。」
●vol.23「暦に寄り添うアスリートライフ」
●vol.24「秋土用の過ごし方。」
●vol.25「新蕎麦の季節。」
●vol.26「冬の簡単、保存食づくり。」
●vol.27「おせち素材の簡単アレンジ」
●vol.28「旧暦新年のお事汁」
●vol.29「春のはじめの過ごし方。」

この記事を書いた執筆者

土橋みゆき

土橋みゆき(どばしみゆき)

料理研究家、日本こよみ暮らし協会代表 
日本の暦に寄り添った暮らしの提案、また、旬の食材やハーブを使った「おばんざい教室」を世田谷区で開催する他、メニュー開発、ケータリング、フードコーディネート、イベントなどに携わる。ガーデニングカタログ「オンリーワンクラブ」に”食べられるお庭”をテーマとしたガーデニングセットをプロデュース。
https://www.facebook.com/koyokura/