2019.05.31
暦の上では入梅の前に夏に入ってしまいますが
この時期はとにかく忙しい!
梅にらっきょう、手仕事がたくさん待っているのです。
その中でも一番、ピリピリするのが 山椒しごと。
手がピリピリ?口がピリピリ?
山椒ですものね。
確かにそうなのですが(笑)
気持ちがピリピリなのです。
何故かと言うと
山椒の実はとても旬の時期が短いのです。
今まであまり購入することがなかったのですが、スーパーで見かけると即買いします。
何故かと言うと、最近、生七味というものにはまってしまいまして
やめられない、止まらないなのです。
今度のおばんざい教室でも皆さんに作っていただこうと思っています。
その下ごしらえに、実をまず塩漬けにしました。
これを作っておけば保存していろいろな形でお料理に活かせるのです。
山椒の実の風味、たまりませんよね。
あ~、ごはんが止まらない!!と
なってしまうのです。
危険ですね(笑)
でも、美味しいから仕方ない。
山椒は小粒でもピリリと辛い・・
と言う言葉があります。
からだは小さくても、才能があって、鋭い才能を持っているということの例えですが
確かにこんな小さな実なのに、ちょっとかじると口に広がる辛味と風味に圧倒されます。
そして、実は体に大切なミネラルが豊富に含まれている食材なので夏バテ予防にピッタリ。
英語名は「Japanese pepper」。
確かにスパイシーなところは胡椒と重なりますね。
そして、山椒は、捨てるところがありません。
葉っぱもお花も実も全部使えるのです。
ですから、ご家庭のお庭に植えられている方も多かったのです。
ただし、ミカン科で香りが良いので、虫さんも大好き。
なので、山椒の木は揚羽蝶が卵を産み付けることでもよく知られています。
私は何度か山椒の鉢植えを育てましたが
朝起きたら、揚羽蝶の幼虫に食べられて、一晩で丸坊主にされたことが何度もあります。
虫がただでさえ苦手なのに、あのむにゅむにゅとした幼虫をみると気絶しそうになりました。
でも、美しい揚羽蝶が巣立ってくれるならそれはそれでいいかと自分で自分を慰めたものです(笑)
梅雨に入って夏が来て、ついつい冷たい食べ物でサッパリとした気分になりたいと
思いがちですが、あまり冷たいものを食べすぎてしまうと夏バテの原因になりかねません。
これからの季節、温かい食べ物にちょっと山椒の粉をふりかけたり
スパイスを加えることで、身体を労ることが出来ますよ。
古くは縄文時代から食べられていた、日本古来のハーブでこの夏を乗り切りましょう!
ただし、過ぎたるは及ばざるが如し。
食べ過ぎには注意してくださいね。
【残席わずかです】
6月和ハーブおばんざい教室のお知らせ
梅雨時に弱りがちな小腸を元気にする、つくりおきの「善玉菌レシピ」を作って免疫力をアップしましょう。持ち帰ってご自宅でお楽しみいただけるレシピをご紹介いたします。
試食タイムは暦と、令和の元号の由来にもなった、万葉集のミニ講座付き。
★★今月の和ハーブ★★
山椒、しょうが、はまなす(予定)
メニュー
手作り生七味
和風 水キムチ
乳酸キャベツと鮭の蒸し煮
水無月のお椀
和ハーブソルト
季節の和ハーブティー
★★★★★★★★
手作り生七味と和風水キムチ、乳酸キャベツは
熟成期間がそれぞれ必要ですので、作った後はお土産でお持ち帰りいただきます。
当日のご試食タイムでは全商品食べられる状態に出来たものをご用意いたしますので、ご飯が止まらない~!を実感していただきます(^_^)
(予定)
<詳細>
日 時 : 2019年6月9日(日) 10:30~12:30
講 師 :土橋みゆき(料理研究家、JHF認定和ハーブインストラクター)
会 費 : 5,000円(税込)
持ち物 : エプロン、筆記用具
場 所:サロンエルマール(東急大井町線尾山台駅徒歩7分)
東京都世田谷区尾山台3丁目
(お申込みされた方にご住所は改めて通知いたします)
お申し込み
こちらのフォームから>>
https://tayori.com/form/8980daed28d606c3ba9b8f3c34ecd28491e50ac1
必要事項をご入力の上お申し込み下さい。
※男性のご参加はご紹介の方のみとなります。
※お申込み確認後、返信メールを2日以内に送信して受付完了になります。
携帯メールなどの迷惑メールに入っている場合は届きませんので、セキュリティの設定にご注意下さい。
《これまでの記事》
●vol.1 ゆずを愉しむ
●vol.2_運気UP正しい冬至の過ごし方
●vol.3_新年の愉しみ
●vol.4_暦の春
●vol.5春の苦み
●vol.6さの神様
●vol.7 八十八夜と暦の夏
●vol.8 うめしごと
●vol.9 七夕の正しい過ごし方
●vol.10 暦の秋
●vol.11アンチエイジング祈願重陽の節句
●vol.12 秋空が美しく雲映える二十四節気、寒露の頃。
●vol.13 霜降の「柿しごと」
●vol.14 「大雪の過ごし方」
●vol.15 「お雑煮の秘密」
●vol.16 「大根で始める、立春。」
●vol.17「春の気分を”あげる”」
●vol.18「テーブルで楽しむ春。」
●vol.19「初夏のよもぎライフ」
●vol.20 「どくだみハーバルライフ」
●vol.21「夏こそ断捨離」
●vol.22「鬼灯で涼を愉しむ。」
●vol.23「暦に寄り添うアスリートライフ」
●vol.24「秋土用の過ごし方。」
●vol.25「新蕎麦の季節。」
●vol.26「冬の簡単、保存食づくり。」
●vol.27「おせち素材の簡単アレンジ」
●vol.28「旧暦新年のお事汁」
●vol.29「春のはじめの過ごし方。」
●vol.29「春のはじめの過ごし方。」
●vol.30「春は〇〇の季節。」
●vol.31「平成から令和へ思いを寄せて。」
土橋みゆき(どばしみゆき)
料理研究家、日本こよみ暮らし協会代表
日本の暦に寄り添った暮らしの提案、また、旬の食材やハーブを使った「おばんざい教室」を世田谷区で開催する他、メニュー開発、ケータリング、フードコーディネート、イベントなどに携わる。ガーデニングカタログ「オンリーワンクラブ」に”食べられるお庭”をテーマとしたガーデニングセットをプロデュース。
https://www.facebook.com/koyokura/