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土橋みゆきのハレノヒケノヒ二十四節気vol.35「秋の初めのビタミンC」

2019.08.29

農園から、和のローズ、ハマナスのローズヒップが届きました。
貴重な無農薬です。
ローズヒップはレモンの20倍のビタミンCが含まれていて
「ビタミンCの爆弾」とも言われているほど。

 

 

ミニトマトみたいな感じで、可愛いですよね!

実は硬いので、包丁で割って、種を取り、ドライにしてお茶にします。

 

 

種が多くて、大変なんです(汗)
でも可愛いから許します(笑)

ビタミンCというと何にいいのかというと
疲労回復
美白効果
ガン予防
風邪予防
免疫力アップ
と良いことづくし。

ところがビタミンCは
体内にいるのは一日だけ。

そして、ヒトはビタミンCを体内で合成することができないのです。

一説には、神様がヒトに脳を活かせる力を与えるのと引き換えに
ビタミンCを自ら合成する力を与なかったというお話もあるのだとか。

必要な物なのに身体の中で作ることが出来ないのですから
私たちは毎日摂取しないといけないのです(^◇^;)
大変です。

昔の日本人はビタミンCという言葉が無い頃から
この時期にしっかりと摂取する習慣がありました。

「水菓子」を食べていたのです。

え?お菓子??と思われるかもしれませんが

水菓子というのは
西瓜やモモなど、この時期に実る果物の事。

ビタミンCは加熱すると栄養素が損なわれると言われていますが
果物はそのままいただくので、そのまま体内に吸収されるのですよね^^

テレビやメディアが無い時代でも
昔の人たちは、親から子へ、子から孫へと受け継がれてきた
食の文化で健康を維持していたのだと思うと
やはりそれは絶やしてはいけない思いやりの文化では無いかと
しみじみと思うのです。

私が学生時代、北海道旅行で出会った
ハマナスの実を集めていた主婦の方たちも
お茶やジャムにしているのだとおっしゃっていました。
過酷な海岸という環境に根を伸ばし
強くたくましく生きているハマナスのパワーを
今年もありがたくいただきたいと思います。

ドライ作業も順調です。

 

 

ハマナスに感謝。

植物に感謝。
私たち、ヒトは植物無しでは生きていけないのですから。

さてさて、9月のラッキーフードは、赤い実。
ローズヒップティーはもちろんですが
トマト、スモモ、そして、デラウェアのぶどうもそろそろお店に並ぶ頃でしょうか。

移りゆく季節をビタミンCパワーで
楽しく元気に乗り切りましょうね。

久しぶりにお料理教室の告知をさせていただきます^^

 

9月の和ハーブばんざい教室のお知らせ

今回はお月見の季節に併せて、旬のお野菜とフルーツを使ったササッと作れるメニューばかり。食べて、お喋りして、楽しい時間をご一緒しましょう。和の暦と万葉集のミニ講座付き。

<メニュー>(予定)
・秋ナスとささ身のさっぱり炒め煮
・そばの実の小鉢
・お月見ごはん
・カンタン月見団子
・季節のお椀・・塩レモンのにゅうめん
・季節の和ハーブドリンク・・いちじくのスウィッチェル他(予定)
・塩レモンはレモン1個分を各自お作りいただいて、お持ち帰りいただきます。

※今年の気候の関係で食材が変わる場合もございます。予めご了承下さい。

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今月から始まりました!!
<無料でプチ鑑定いたします>
2019年7月に易学鑑定士に認定されました。
ご希望の方にはお申込み時にメッセージで生年月日を教えていただければ、今月の運勢のプチ鑑定を試食タイムでお伝えします^^
(事前にお知らせいただいた方のみのご対応になります)
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日  時 : 2019年9月8日(日)10:30~12:30+@
講 師 :土橋みゆき(胡翔)
(料理研究家、和ハーブインストラクター、易学鑑定士)
会 費 : 5,000円(税込)
持ち物 : エプロン、筆記用具
場  所:サロンエルマール(東急大井町線尾山台駅徒歩7分)
お申し込みいただいた方に詳しくご案内をいたします。
※男性のご参加はご紹介の方のみとなります。


 

《これまでの記事》
●vol.1 ゆずを愉しむ
●vol.2_運気UP正しい冬至の過ごし方
●vol.3_新年の愉しみ
●vol.4_暦の春
●vol.5春の苦み
●vol.6さの神様
●vol.7 八十八夜と暦の夏
●vol.8 うめしごと
●vol.9 七夕の正しい過ごし方
●vol.10 暦の秋
●vol.11アンチエイジング祈願重陽の節句
●vol.12 秋空が美しく雲映える二十四節気、寒露の頃。
●vol.13 霜降の「柿しごと」
●vol.14 「大雪の過ごし方」
●vol.15 「お雑煮の秘密」
●vol.16 「大根で始める、立春。」
●vol.17「春の気分を”あげる”」
●vol.18「テーブルで楽しむ春。」
●vol.19「初夏のよもぎライフ」
●vol.20 「どくだみハーバルライフ」
●vol.21「夏こそ断捨離」
●vol.22「鬼灯で涼を愉しむ。」
●vol.23「暦に寄り添うアスリートライフ」
●vol.24「秋土用の過ごし方。」
●vol.25「新蕎麦の季節。」
●vol.26「冬の簡単、保存食づくり。」
●vol.27「おせち素材の簡単アレンジ」
●vol.28「旧暦新年のお事汁」
●vol.29「春のはじめの過ごし方。」
●vol.29「春のはじめの過ごし方。」
●vol.30「春は〇〇の季節。」
●vol.31「平成から令和へ思いを寄せて。」
●vol.34「令和の夏のご報告」

この記事を書いた執筆者

土橋みゆき

土橋みゆき(どばしみゆき)

料理研究家、日本こよみ暮らし協会代表 
日本の暦に寄り添った暮らしの提案、また、旬の食材やハーブを使った「おばんざい教室」を世田谷区で開催する他、メニュー開発、ケータリング、フードコーディネート、イベントなどに携わる。ガーデニングカタログ「オンリーワンクラブ」に”食べられるお庭”をテーマとしたガーデニングセットをプロデュース。
https://www.facebook.com/koyokura/