2019.04.11
日本各地で桜がきれいに咲き誇り、過ごしやすい季節になってまいりました。
『Let’sお茶めぐり』第2弾、今回は、第1弾でお世話になりました秦野市・高梨茶園の
高梨さんが親しくされておりご紹介いただきました、静岡市・水見色の“かつやま製茶” さんへお伺いして来ました。
お茶づくりだけでなく、古民家カフェなどもされており、とても緑豊かな水見色の地で
ご家族でそれぞれの得意分野で力を合わせて、県内外から来られるお客様をもてなしていらっしゃいます。
左が、かつやま製茶 3代目の御主人 勝山壽夫さん。
お隣は、ご紹介いただき同行して下さいました 高梨孝さん。
また、お茶機械メーカーの井村様にもご案内・同行していただきましてありがとうございました。
”水見色(みずみいろ)“とても素敵な地名です。
山に囲まれたこの壮大な自然豊かな場所へは、車やバスでのアクセスも良いのです。
新東名の静岡サービスエリアのスマートICから20分程。
静岡駅からは路線バスで1時間程で到着します。日帰りの旅にも良いですね。
かつやま製茶さんでは、つゆひかり・やぶきた・おくみどり・大井早生・めいりょく など
の品種茶を2町歩の茶畑で栽培されています。
土にミネラル分を入れる為、サンゴや昆布を入れたりいろいろ工夫もされているそうです。
製茶する際、細かい秒数を計ったりせず長年の勘や匂いで判断しているとの事ですが、
「お客様が飲んで美味しいと思ってもらえるお茶を作っている」と勝山さんは言います。
その美味しいお茶を、素敵にリノベーションされた古民家カフェで提供されています。
築170年のご自宅をリノベーションされて、昨年2018年1月に古民家カフェを始められました。 御主人が作ったお茶と奥様やお母様、奥様のお友達が作る地元の食材を使ったお料理をいただくことが出来ます。
建物もお料理もとっても素敵です!
左上の写真のセットには、お茶を急須で好きなだけ何煎でもいただけるスタイルで、最後にグラスに入った玄米を急須にいれ玄米茶でいただきます。
いただいたお茶は、“つゆひかり”。
力強く水色がキレイなつゆひかりは、4煎目まで控えめな渋みと旨みが続き、5煎目の玄米茶は香ばしく、何杯飲んでもとても美味しいお茶でした。
真ん中のぜんざいは、奥様特製の地元産のトラ豆・黒豆・小豆の3種の豆を優しい味とやわらかさに炊かれており、上に乗せられたお餅もやわらかく最高の一杯でした。
お茶の上のオレンジ色は、きんかんの甘露煮。 ぜんざいの上はお母様特製の切干大根。
しゃきしゃきした歯ごたえとしょうが入りでこちらも美味でした。
左下は、“つゆひかりの和紅茶“。甘みがあり香りも良くとても飲みやすく美味しい和紅茶です。同じ品種でも違った味わいを楽しめました。
また、左の石窯で焼く石窯パンも魅力的です!
奥様特製の、添加物の無い国産小麦・天然酵母のパン。ピザも焼きます。
毎週金曜日がパンの日。 ちなみにこの石窯は御主人が作られました!
薪も御主人が薪割りされてます。 毎年12月の第2日曜日にはこの窯で焼き芋をしているそうです。
ドッグランもあります! ワンちゃんとご一緒に来られても楽しめますね。
休日にはたくさんのワンちゃんが元気に走り回っているようです。
こちらはブルーベリーの木です。 まだつぼみですがこんなピンクな綺麗な花が咲くんですね。 夏にはブルーベリー狩りも出来ます。
この他にも、ワサビや山菜も栽培されていたり、はちみつ作り、石鎚黒茶の製法で水見色黒茶作りなどなど、勝山さんはいたずら程度にやっているとおっしゃいますが、驚くほどいろいろされておりいつ行っても楽しめます。
勝山さんやご家族が穏やかでお人柄がすばらしく、景色と共にとても癒されること間違いなしです。ぜひ、水見色へ行かれてみてください。可愛い猫ちゃんも待っています。
お茶農家 かつやま製茶 さんはこちら
静岡県静岡市葵区水見色1290
TEL 054-279-0024
http://mizumiiro.p-kit.com
営業時間 / 古民家カフェ 10:00~16:00(金.土.日のみ営業)
かつやま製茶 9:00 ~17:00 (火~日曜日)
《これまでの記事》
●vol.1_神奈川 高梨茶園へ
馬場美智恵(ばばみちえ)
日本茶はもちろんその他のお茶や和のこと全般に興味がある1児の母です。
気軽に楽しいお茶時間を過ごしてもらえるよう、お茶会やワークショップ,コラボ企画などを企画・開催しお茶の魅力をお伝えしています。
日本茶アドバイザー(日本茶インストラクター協会認定)