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清水加奈『かぶせ茶農家のひとりごと』vol.1三重の茶畑からこんにちは

2016.10.10

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はじめまして!!

三重県四日市市水沢(すいざわ)町で、かぶせ茶農家をしています清水加奈と申します。

ご縁あってこちらでお茶農家の生活や、三重県のお茶のこと、そしてかぶせ茶のことなど、お話させていただくこととなりました。

少しでもみなさんに、「へぇ~」とか「そうなんだ~」とか「おもしろ~い」とか、お茶農家やかぶせ茶に興味を持っていただけたら嬉しいです。

どうぞよろしくお願いします。

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それではまずは自己紹介。

私は営むお茶農家の二人姉妹の長女に生まれ、6歳の頃から「跡取り」として育ちました。跡取り息子が欲しかった父は、幼い頃から「お婿さんを連れてきてお茶農家を継ぐんだ」と洗脳(笑)していましたね。

思春期には、こんな田舎に一生は嫌だな・・と思い都会へ憧れを抱き、東京の農業大学に進学させてもらいました。ここが私のターニングポイント!!

地元では茶どころとしてそこそこ有名な町で育った私は、一歩県外へ出ると「三重県のお茶」がほとんど知られていないことに、驚きました。驚きというよりショックだったのかもしれません。

大学卒業後は日本茶専門店に就職しました。狭山・静岡・宇治・知覧・嬉野・・自分の家のお茶しか飲んだことがなかった私にとって、新鮮で日本茶がもっと好きになる3年間でした。

そしてお婿さんになってお茶農家を継いでも良いと言ってくれる主人と、結婚を機に三重に帰り就農しました。

2010年築70年の旧自宅を使い、お茶とお菓子を楽しんでいただく『かぶせ茶カフェ』を開店しました。上京した時に感じた三重県のお茶の知名度の低さをなんとかしたいという想いからです。かぶせ茶カフェのことは、またのちのちご紹介させていただきますね。

現在は、主人と父が茶園管理・製茶加工、私と母がかぶせ茶カフェと小売りを担当しています。10歳の長女と7歳の長男を育てながら、1人でも多くの方に三重のかぶせ茶を知って、ファンになってもらいたい・・と日々想い茶業に従事しています。

次回は、ちょっとまじめに三重のかぶせ茶のことお話させていただきます。お付き合いよろしくお願いします。

この記事を書いた執筆者

清水加奈

清水加奈(しみずかな)

三重県の専業茶農家(有)マルシゲ清水製茶の長女に生まれ、幼い頃から跡継ぎとして育てられる。25歳の頃結婚と同時に就農。2010年に1人でも多くの方に三重のかぶせ茶を知ってもらい、ファンになってもらいたいという想いから『かぶせ茶カフェ』を開業。農業女子プロジェクトメンバー、四日市茶農家女子会メンバー、茶育指導士、二児の母。
★マルシゲ清水製茶HP: http://marushige-cha.jp/