2018.11.10
すっかり秋めいてまいりました!
もう暦の上では立冬を過ぎたので冬?温暖化なのか私はこれから本番の秋が楽しみです!
食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋、いろいろありますが、今日は文化の秋。
先日私の住む町、四日市市水沢町の文化祭が行われました。
実はこの文化祭、市内でも珍しい小学校の文化祭一帯型です。日曜日開催なのですが、小学生は平日と同じように登校。
ただいつもと違うのは、校舎の中に地域の方が沢山!!赤ちゃんからおじいちゃんおばあちゃんまで賑やかなのです。
体育館では町民の芸術作品の展示、ステージでは保育園児や中学生の演奏あり、健康体操あり、外ではおでんや焼そば、ポテトの出来立て販売!もう実に賑やかな小学校。
そんな非日常のこの日、小学生達は教室で授業です。そう、町ぐるみの授業参観なのです!!珍しいですよね?
まだまだコレだけじゃないのです!
実はこの日、先生は町内外の地域の皆さん。大工さんがお花のプランター作りを教えてくれたり、お米農家の方が藁を使ったアートを教えてくれたり。面白いと思いませんか?
私もうちの子供たちも1年に1回のこの文化祭が大好き!!
中でも毎年名物?になっているのが、6年生の「お茶カフェ」♪
この日のために6年生は町内の日本茶インストラクターさんに、お茶の淹れ方を教えていただきます。
そして春に採った自分達のお茶を(全校みんなで育てている小学校の茶園があります!)、このお茶カフェで地域の皆さんに振舞うというカフェ。
当たり前なのですが、毎年メンバーが違うので今年はどんなお店かな?と楽しみにしています。
今年のお茶カフェ店名は『Smile Tea Days』!なんともシャレオツな。。6年生みんなで考えたそうです。
教室の入り口で人数を伝えると、席に案内をしてくれます。もうすでに店内(教室)は満席!
お盆に茶葉が入った急須と茶碗をのせ、担当の6年生が登場。
目の前で上手にお茶を淹れてくれます。
1分間蒸らす間は世間話を。これもちゃんと計画的だったようです。
こんなにキレイな煎茶をいただきました!さすが淹れかたをインストラクターさんに習ったので、渋みもなくさわやかな後味。大変おいしゅうございました。
あまった茶葉はこのように袋詰めし、パッケージも作りお世話になった地域の方にプレゼントするのが恒例です。
今年のパッケージはなんと、わが娘が担当でした。かぶせ茶カフェのも考えてよ~。
今年も楽しませていただいたお茶カフェ。自分達も数年前の6年生の時にお茶カフェをしたであろう中学生の先輩達が、美味しそうにお茶を飲んでいる姿が印象的でした。
このような地場産業を生かした教育は、子供達の郷土愛も育て、将来地場産業を担っていってくれるかもしれません。このような、地域で子供達を育てる環境の中にいることがとても幸せに感じました。
もしかすると、この中にかぶせ茶カフェのライバル店主があらわれるかもしれませんね。
《これまでの記事》
●vol.1三重の茶畑からこんにちは
●vol.2 へぇ~、三重県お茶事情。
●vol.3 かぶせ茶の楽しみかた
●vol.4 「ようこそ!かぶせ茶カフェへ」
●vol.5 「冬の茶畑と茶農家」
●vol.6「ise-chaのある生活」
●vol.7 「お茶植え」
●vol.8「新茶2017」
●vol.9 『新茶無事終了』
●vol.10 『夜のお仕事』
●vol.11 『かぶせ茶氷』
●vol.12 『お茶の品種』
●vol.13 『秋番茶刈り採り中です!』
●14 『滋賀 信楽朝宮へ行って来ました!』
●15 「冬仕事とみえセレクション」
●16「JGAP認証」
●17『四日市イベント@三重テラス』
●18『道の駅 みなみやましろ村』
●19『お茶苗植え 2019』
●20 『新茶 2018』
●21 『一番茶終了!!そして二番茶』
●22 『四日市少年自然の家さんとのコラボ 家庭の日』
●23 『水出しかぶせ茶』
●24『マルシゲ研修旅行』
●25『只今 秋番茶摘採中!!』
清水加奈(しみずかな)
三重県の専業茶農家(有)マルシゲ清水製茶の長女に生まれ、幼い頃から跡継ぎとして育てられる。25歳の頃結婚と同時に就農。2010年に1人でも多くの方に三重のかぶせ茶を知ってもらい、ファンになってもらいたいという想いから『かぶせ茶カフェ』を開業。農業女子プロジェクトメンバー、四日市茶農家女子会メンバー、茶育指導士、二児の母。
★マルシゲ清水製茶HP: http://marushige-cha.jp/