2019.07.20
こんにちは!只今、窓の外からの激しい雨音を聞きながら、この原稿を書いています。
今年は本当に雨が多いですね。一日で例年の1か月分の雨が降った地域もあるとNEWSで見ました。
春に植えた稲が少し大きくなって、これから、、という田んぼに茶色の土砂と沢山の木々が当たり一面に流れ、米農家さんがその光景を見るしかないという報道に、胸が痛くなりました。
農家にとって農産物は子供と一緒。
これ以上被害は出ないことを祈るばかりです。九州を始め、大雨によって大きな被害を受けた地域の方々、お見舞い申し上げます。
わが家はまったく被害でも何でもないのですが、二番茶刈り採りがまだ終わっておりません。。。
こんなに長引くのは久しぶり。
遅れている原因は、そうです、雨。
茶葉が濡れているとお茶刈りはできないため、雨が多い今年はなかなかはかどりません。
刈れるとしても、いつもこんな空。
特に私が住む水沢町は鈴鹿山脈の麓のため、晴れていたと思ったら、いきなり雲が出てきて暗くなり、雨が降る場合も良くあります。
山の天気は変わりやすいってやつですね!
そのため、スマホのお天気雨雲レーダーさまさまな毎日です。
便利な世の中ですね。助かります、ほんとに。
そしてこの時期、かぶせ茶カフェ夏季限定メニュー『かぶせ茶氷』と『ほうじ茶氷』もスタートしました!!!
7月・8月・9月の3カ月間限定のメニューです!
かぶせ茶カフェのかき氷のこだわり、それは何といっても「氷がお茶でできている」ということ!!!
かぶせ茶・ほうじ茶それぞれを濃いめに水出しし、それをタッパーに入れ二晩かけて凍らせます。
かぶせ茶カフェの冷蔵庫の中は、緑色と茶色の氷がゴロゴロ!!
以前にも書かせていただきましたが、私、実はかき氷があまり得意ではありません。
飲食店でかき氷を注文したことは今まで1度もないかも。
理由は最後に薄くなっちゃうから。
お茶のかき氷をメニューに考えた時、どうしたら最後まで薄くなりにくくするか悩みました。そんな時思い出したのが、子供の頃母がお客様に冷茶をお出しする時、氷をお茶で作りそれをグラスに浮かべていたのです。
こうするとお茶が薄まらないからと。ナイスアイデア!!
このアイデアをいただき、お茶の氷を削るかき氷がうまれました!!
また、お茶農家ならではということで、手作りシロップには粉末茶を大量に使用!!お茶だけはどれだけでも使えるのが、お茶農家の強み(笑)
お茶かき氷を始めて5年くらい?ありがたいことに、沢山のファンの方にきていただけるようになりました。
期間中何度も来てくださる常連様や、毎年恒例行事になっていると言ってくださる県外のファミリーさんもいらっしゃいます。
本当にありがたい!!
ぜひ皆さんも茶農家が作る「お茶のかき氷」食べにお越しくださ~い!
《これまでの記事》
●vol.1三重の茶畑からこんにちは
●vol.2 へぇ~、三重県お茶事情。
●vol.3 かぶせ茶の楽しみかた
●vol.4 「ようこそ!かぶせ茶カフェへ」
●vol.5 「冬の茶畑と茶農家」
●vol.6「ise-chaのある生活」
●vol.7 「お茶植え」
●vol.8「新茶2017」
●vol.9 『新茶無事終了』
●vol.10 『夜のお仕事』
●vol.11 『かぶせ茶氷』
●vol.12 『お茶の品種』
●vol.13 『秋番茶刈り採り中です!』
●14 『滋賀 信楽朝宮へ行って来ました!』
●15 「冬仕事とみえセレクション」
●16「JGAP認証」
●17『四日市イベント@三重テラス』
●18『道の駅 みなみやましろ村』
●19『お茶苗植え 2019』
●20 『新茶 2018』
●21 『一番茶終了!!そして二番茶』
●22 『四日市少年自然の家さんとのコラボ 家庭の日』
●23 『水出しかぶせ茶』
●24『マルシゲ研修旅行』
●25『只今 秋番茶摘採中!!』
●26『子供達のお茶カフェ♪』
●27『子供達のお茶カフェ♪』
●28『2019年スタート!!』
●29『受験生にお茶!!』
●30『今年も植えました!!』
●31『いよいよ新茶です!』
●32『新茶2019 刈りとり中です!!』
●33『二番茶2019 スタートしました!』
清水加奈(しみずかな)
三重県の専業茶農家(有)マルシゲ清水製茶の長女に生まれ、幼い頃から跡継ぎとして育てられる。25歳の頃結婚と同時に就農。2010年に1人でも多くの方に三重のかぶせ茶を知ってもらい、ファンになってもらいたいという想いから『かぶせ茶カフェ』を開業。農業女子プロジェクトメンバー、四日市茶農家女子会メンバー、茶育指導士、二児の母。
★マルシゲ清水製茶HP: http://marushige-cha.jp/