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狭山茶楽々なお話vol.16 「狭山茶畑でお茶娘体験」

2018.07.20

 

記録的な短さだった今シーズンの梅雨。梅雨明けしてからの関東甲信地方は厳しい暑さとの戦いですが、その梅雨入り直前に出掛けたのがこちらです。

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東京から一番近い日本三大茶産地「狭山」のお茶摘み体験へ。

★体験動画 https://youtu.be/hXBmobQMyck

埼玉県狭山市の住宅地の中にある「宮野園」を訪れました。

まず茶娘の衣装に着替え、最高級の玉露をいただいた後に撮影してくれたショットが上の写真です。
目前に広がる茶畑の中の茶娘ショットは、体験者にとって一番嬉しい姿だからと、体験プランの始めに撮影してくれるのです。

こうした企画を発案するのが宮野園 おもてなし部 部長の宮野圭司さん。
「お茶を楽しむ」ために、茶娘茶摘み体験だけでなく、お抹茶体験やオリジナルほうじ茶作り体験、お茶の淹れ方講座など様々なおもてなし企画をプロデュースされています。

 

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宮野さんと一緒に私もエプロンをしていますが、お茶屋さんのエプロン、丈が長いですよね。それにはちゃんと理由があって、重たい茶箱を肩に乗せるときに大変ありがたい長さにできているんです。など、お茶にまつわるお話が次々と溢れ出てきて、とても楽しくお茶の勉強ができました。

今回の「茶娘茶摘み体験」は、3種類の着物の中からお好みの1着をチョイスします。私は昔ながらの濃紺の着物を選び、赤いタスキに前掛け、手拭いで髪の毛を抑え、手甲、脚袢も巻いてもらいます。完全予約制で、老若男女年齢問わず、どなたでも体験できて、茶摘み体験1000円、衣装が500円です。

 

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枝先の新芽とその下の葉2枚を摘む「一芯二葉摘み」でプチプチと手摘みすること30分。

 

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この摘みたての茶葉はお持ち帰りできるのですが、その前に手もみ茶の作り方をレクチャーされ、電子レンジを使って作ってみます。さらに、自分で摘んだ茶葉を宮野さんがその場でてんぷらにしてくれて食べられるのです。そこまでが「茶摘み体験」の一連の流れ。とても充実の茶摘み体験でした。
小学生の夏の自由研究にもぜひともお勧めしたいです。
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お茶摘みは毎年5月から10月まで体験できます。
週末はかなり早めに予約をしないといっぱいになってしまいます。ご注意ください。
秋摘み新茶の頃が狙い目かもしれませんよ。

私も、また宮野園を訪ねて、茶臼でお抹茶を挽く体験をしたいです!

 

狭山茶 宮野園
埼玉県狭山市北入曽25番地の2
04-2959-3025
http://miyanoen.com/about/

 

《これまでの記事》
●vol.1_春にぴったりのお茶
●vol.2_緑茶・美容活用法
●vol.3_日本茶は弱った時の強~い味方!
●vol.4_山梨の日本茶カフェを訪ねました
●vol.5 cafe Terroir/茶楽
●vol.6 幻の日本紅茶☆@Mofu Mofu
●vol.7 「お茶屋さんが手作りする抹茶生チョコレート」
●vol.8 『山梨銘菓「くろ玉」のできたてを味わえるカフェ』
●vol.9「山梨の老舗和菓子屋さんが開いたカフェ」
●vol.10「新茶を楽しむ♪」
●vol.11「幻の雨畑茶を訪ねて」
●vol.12「日本茶が国際交流の懸け橋に!」
●vol.13 「新春は純白の茶器でお茶どうぞ」
●vol.14 「金(きん)をとりに行って、キンのお茶に出会う」
●vol.15 「知る人ぞ知る新茶まつり」

この記事を書いた執筆者

鈴木春花日本茶アンバサダー

鈴木春花(すずきはるか)

フリーアナウンサー。元テレビ山梨アナウンサー。ニュースキャスターをはじめ様々なジャンルの番組を担当。 フリー転身後も、TVやラジオ、イベント司会や講演会など活動の幅を広げている。銘茶「狭山茶」の産地・埼玉県所沢市に生まれ育ち、幼い頃から常飲。アンバサダーエッセイ「鈴木春花の狭山茶楽々(さらら)なお話」を連載。
☆「日本茶アンバサダー鈴木春花のお茶どうぞ」インターネット放送局JKNTV放送中!☆