2020.01.27
2020年がスタートして早1ヶ月が過ぎようとしています。インフルエンザの流行が続いていたり、新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が心配されたりと、この時期は病気への予防がとても大切です。私は生まれてこの方一度もインフルエンザに罹ったことがないと言うと、「そんな人いるの?」と驚かれます。子供がかかれば当然看病もしていますが、うつされたことはありません。その理由はおそらく、「日本茶」のおかげかと思います。日本茶に含まれるカテキンは美容やダイエットに効果的ということはよく知られていますが、抗菌作用もあるのです。娘の通う学校では、インフルエンザの流行期に入ってから「水筒の中味はぬるい緑茶で」という指定がありました。お茶うがいでインフルエンザに打ち勝とう!という狙いがあったそうです。今シーズンは我が子もかかっていません。暖冬ではありますが、まだまだ寒い日が続きます。緑茶うがいでウイルスをはねのけて、緑茶をぐびぐび飲んでビタミンCを摂取して、今年も身体の中から健康に過ごしていきます。
ところで、先日「第1回日本茶アンバサダーサミット」が開催されました。アンバサダーの一人として私も参加してきました。アナウンサーなので、司会進行役も。。。
「出足の安定感が違いますね。やっぱりプロですね。」
褒められました。ありがとうございます。サミットの中では、アンバサダー活動報告の時間が設けられていて、8人のアンバサダーが発表をしました。皆さん、それぞれの環境の中で様々な活動をされていて、とても刺激になりました。
日本茶の生産者の方々や全国各地で活動されているアンバサダーの方達とお会いできて、間接的に知っていたお茶園の方と直接お話して、お茶娘の体験をした茶園さんのご近所さんだったり、私が感動した狭山茶ケーキ「サヤマニエール」誕生の秘話を聞けたりと、点が線で繋がって感動しました。その中で、日本茶アンバサダーであり、アナウンサーの私ができること…を改めて考えました。私は狭山茶の産地で生まれ育ち、家での飲み物は「狭山茶」というのが日常です。ところが今は「急須でお茶を淹れる」ことが少なくなってしまったために、コーヒーの様にお洒落な「日本茶」としては若い人たちにも注目されるようになってきているという感じです。新しい文化として日本茶が受け入れられるというのもまた良いとは思いますが、私個人としては「日常茶飯事」としていつでも身近で、安心して飲みたいのです。当たり前だけど、この時間がないと落ち着かないそのいつものお茶の時間を、より豊かにできるように、「日本茶アンバサダー鈴木春花の茶話会」を開催して、ワークショップを行ったり、朗読会をしたり、発声教室や話し方講義をしたり、積極的に日本茶の魅力を皆さんと共有する場を作っていこうと思います。
日本茶アンバサダーサミットを通して様々な茶縁に恵まれました。狭山茶はもちろん、日本全国様々な産地に出向き、各地の空気に触れて生産者さんの声を聞き、自分の言葉で広めていけたら最高だな。と思いました。少しずつですが、茶の輪を大きくしていきたいです。
《これまでの記事》
●vol.1_春にぴったりのお茶
●vol.2_緑茶・美容活用法
●vol.3_日本茶は弱った時の強~い味方!
●vol.4_山梨の日本茶カフェを訪ねました
●vol.5 cafe Terroir/茶楽
●vol.6 幻の日本紅茶☆@Mofu Mofu
●vol.7 「お茶屋さんが手作りする抹茶生チョコレート」
●vol.8 『山梨銘菓「くろ玉」のできたてを味わえるカフェ』
●vol.9「山梨の老舗和菓子屋さんが開いたカフェ」
●vol.10「新茶を楽しむ♪」
●vol.11「幻の雨畑茶を訪ねて」
●vol.12「日本茶が国際交流の懸け橋に!」
●vol.13 「新春は純白の茶器でお茶どうぞ」
●vol.14 「金(きん)をとりに行って、キンのお茶に出会う」
●vol.15 「知る人ぞ知る新茶まつり」
●vol.16 「狭山茶畑でお茶娘体験」
●vol.17 「秋の甲州・茶トリップ」
●vol.18 「山梨県立芸術の森の初釜へ茶トリップ」
●vol.19 「新茶の季節が待ち遠しい狭山茶ケーキとの茶縁」
●vol.20「甲州茶トリップ・大盛況の新茶祭り」
●vol.21「秋の山梨お茶どうぞ」
鈴木春花(すずきはるか)
フリーアナウンサー。元テレビ山梨アナウンサー。ニュースキャスターをはじめ様々なジャンルの番組を担当。 フリー転身後も、TVやラジオ、イベント司会や講演会など活動の幅を広げている。銘茶「狭山茶」の産地・埼玉県所沢市に生まれ育ち、幼い頃から常飲。アンバサダーエッセイ「鈴木春花の狭山茶楽々(さらら)なお話」を連載。
☆「日本茶アンバサダー鈴木春花のお茶どうぞ」インターネット放送局JKNTV放送中!☆