2016.04.16
桜前線も北上して、春爛漫。ぽかぽかと気持ちの良い季節になりました。
初めまして、日本茶アンバサダー・鈴木春花です。
日本茶、中でも「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」と詠われる日本三大銘茶のひとつ「狭山茶」を愛するアンバサダーとして、様々な日本茶の楽しみ方をこちらのエッセイを通じて読んでくださる皆様と共有していけたら大変うれしく思います。
ゆったり、茶楽々(さらら)と更新していきます。
さて、狭山茶に春にぴったりの「おくはるか」という品種が誕生しました。
もうすぐ新茶の季節が訪れるのですが、「おくはるか」はよく耳にする「やぶきた」などよりも晩生の品種のため「おく」が付けられたそうです。奥ゆかしく春香る素敵なネーミング♡それにしても他人事の気がしません、「はるか」ですので、私(笑)。
私が常日頃から愛飲させていただいている狭山茶は、鼻にさわやかな香りが抜けて、濃くのあるまろやかな味わい深さが魅力的。もう何十年も家族でいただいているのですが、気になる気になる新品種「おくはるか」お取り寄せしちゃいました。パッケージからも「春」を感じますよね。
茶葉の色を比べてみると、おくはるかは柔らかく薄めのグリーン。淹れてみると、いつもの狭山茶に並ぶ濃い緑色に出ました。
何より驚くのがお茶から「桜」が香ること‼桜餅ほどではない柔らかな甘~い桜の香りが広がって、まるで桜の花に囲まれて緑茶を頂いているような気分に包まれます。「お茶を飲んで春を愛でる」日本の春を味わう贅沢なお茶だな~と思いました。
新年度がスタートして慌ただしい中で、とっても身近な緑茶で「春」を感じられるって幸せな気がしませんか?
鈴木春花(すずきはるか)
フリーアナウンサー。元テレビ山梨アナウンサー。ニュースキャスターをはじめ様々なジャンルの番組を担当。 フリー転身後も、TVやラジオ、イベント司会や講演会など活動の幅を広げている。銘茶「狭山茶」の産地・埼玉県所沢市に生まれ育ち、幼い頃から常飲。茶葉を活用した「美声」「美肌」レシピも研究中。