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土橋みゆきのハレノヒケノヒ二十四節気vol.25「新蕎麦の季節。」

2018.10.31

11月7日から、立冬。暦の上では冬になります。

今年の猛暑を考えると、いつか秋になる日が来るのだろうかと
思ってしまうぐらいでしたが
あっという間に暦では冬に入りますね。

日中はまだ過ごしやすくて秋らしい気候が続きますが
朝晩は寒ささえ感じることも多くなり
そろそろ、木枯らし一号の便りも聞かれる頃になります。

秋に続いてやってくる冬。
秋に不摂生をしていると、冬にど~んとしわ寄せがやってきます。
本格的な冬将軍の前に、健康に留意して、身体に優しい食べ物を食べて
冬に備えておきましょう。

そして冬は老化と深い関係があります。
気持ちも身体も、ポジティブになりにくい時期かもしれませんが
空気がピンと張って、旬のお野菜やお魚も美味しくいただける季節になりますよ。
食べて笑って、若さをキープしたいところです^^

また、この時期は「首」に注意したい時期。
手首、足首、身体の首が着く部分を冷やさないように気を付けることも
若さを保つ方法の一つです。

さて、今日は皆様に見せたい風景があります。

近所に密かにある、そば畑の写真です。
私はここを通るのが楽しみでなりません。
そばの花が今は満開なのです。

 

 

いよいよ11月には新蕎麦の季節を迎えます。
実りの秋。

江戸っ子に愛された「蕎麦」
私もワクワクしています。

江戸っ子は、何しろ新しいものが好き。
新蕎麦 なんて、もうドツボなのです。
「もう新蕎麦を食べた」なんて自慢話に花を咲かせていたとか。

実は蕎麦は、江戸時代のお楽しみ・・というよりは元々は養生食でした。

玄米食から白米が流行した江戸は「江戸患い」と呼ばれる脚気が流行し、
下手をすると命を落とす人もいたのです。
そして、玄米に含まれていて白米には含まれないビタミンB1の栄養素をしっかり持っていたのがお蕎麦だったのです。

通はこうして食べる・・という野暮な話は置いといて(笑)
貴重な栄養源としても存在していたのですね。

蕎麦は身体を冷やす食べ物。
なので、身体をあたためるネギや、殺菌効果のあるわさびを添えていただきます。
ちゃんとこの取り合わせが理にかなっているのも驚きです。

蕎麦は厳しい気象条件の荒れ地で育ちます。
なので、お米を作れない農家の人にもありがたい植物だったのかも知れませんね。

新そばは香りが豊か。
私がよく行くお蕎麦屋さんは
敢えて、あらびきにしてその風味を楽しむようにしているのが心憎いのです(⌒∇⌒)

新そばとひやおろし。
ぜひぜひこの時期だけの「新しいもの」を愉しんでみてください。

日本人で良かったなとしみじみ思わせてくれますよ。

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風邪予防や免疫力アップに最適な柿。
実はアルコール成分を分解してくれる作用があり、二日酔い対策にも最適な食材です。
今回は葉っぱの塩漬けを使った「柿の葉寿司」や柿の実を使って作るグラタンなど意外な柿のいただきかたをご紹介します。
今年の忘年会シーズンは柿効果でラクラク乗り越えられますよ!

江戸の健康指南書「養生訓」と和の暦のミニ解説付き。
作って、食べて、一緒にお喋りしましょう。
おひとりさま、料理初心者の方、大歓迎です。

江戸で楽しむおばんざいクラス
「和ハーブおばんざい教室」11月のご案内

柿の葉寿司と柿づくしの養生ごはん

風邪予防や免疫力アップに最適な柿。
実はアルコール成分を分解してくれる作用があり、二日酔い対策にも最適な食材です。
今回は今回は葉っぱの塩漬けを使った「柿の葉寿司」や柿の実を使って作るグラタンなど意外な柿のいただきかたをご紹介します。
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江戸の健康指南書「養生訓」と和の暦のミニ解説付き。
作って、食べて、一緒にお喋りしましょう。
おひとりさま、料理初心者の方、大歓迎です。

<メニュー>(予定)
柿の葉寿司
柿のグラタン
干し柿のサラダ
柿のミニスイーツ
季節のお椀
季節の和ハーブドリンク

 

 

日  時 : 2018年11月11日(日)10:30~12:30
定 員 :8名(予定)
講 師 :土橋みゆき
(料理研究家、JHF認定和ハーブインストラクター)
会 費 : 5,000円(税込)
持ち物 : エプロン、筆記用具
場  所:サロンエルマール(東急大井町線尾山台駅徒歩7分)
お申込みいただいた方に詳細をお知らせします。

※気候に伴う材料の仕入れ状況により内容が変更される場合があります。
※男性の御参加はオーナー、もしくは講師と面識のある方に限り受付をしております。予めご相談下さい。

申込方法:メールで承ります。
宛先 dobamiyu@gmail.com
メール件名 10月のおばんざい教室参加希望教室参加希望
本文 お名前と電話番号とメールアドレスをご記入の上、送信してください。

 

 

《これまでの記事》
●vol.1 ゆずを愉しむ
●vol.2_運気UP正しい冬至の過ごし方
●vol.3_新年の愉しみ
●vol.4_暦の春
●vol.5春の苦み
●vol.6さの神様
●vol.7 八十八夜と暦の夏
●vol.8 うめしごと
●vol.9 七夕の正しい過ごし方
●vol.10 暦の秋
●vol.11アンチエイジング祈願重陽の節句
●vol.12 秋空が美しく雲映える二十四節気、寒露の頃。
●vol.13 霜降の「柿しごと」
●vol.14 「大雪の過ごし方」
●vol.15 「お雑煮の秘密」
●vol.16 「大根で始める、立春。」
●vol.17「春の気分を”あげる”」
●vol.18「テーブルで楽しむ春。」
●vol.19「初夏のよもぎライフ」
●vol.20 「どくだみハーバルライフ」
●vol.21「夏こそ断捨離」
●vol.22「鬼灯で涼を愉しむ。」
●vol.23「暦に寄り添うアスリートライフ」
●vol.24「秋土用の過ごし方。」

この記事を書いた執筆者

土橋みゆき

土橋みゆき(どばしみゆき)

料理研究家、日本こよみ暮らし協会代表 
日本の暦に寄り添った暮らしの提案、また、旬の食材やハーブを使った「おばんざい教室」を世田谷区で開催する他、メニュー開発、ケータリング、フードコーディネート、イベントなどに携わる。ガーデニングカタログ「オンリーワンクラブ」に”食べられるお庭”をテーマとしたガーデニングセットをプロデュース。
https://www.facebook.com/koyokura/